マリオットボンヴォイのプラチナエリート会員になれば、マリオット系列ホテルで大きな恩恵を受けられます。高級ホテルならではのサービスを受けたい方には、大きなメリットです。
また、通常よりも簡単にプラチナエリートになる裏技として、プラチナチャレンジと呼ばれる企画があります。この企画に参加すれば、プラチナエリートへのハードルもかなり低くなるでしょう。
そこでこの記事では、マリオットボンヴォイのプラチナエリートやプラチナチャレンジについて徹底解説します。ワンランク上のサービスに興味がある方は、ぜひ参考にしてください。
マリオットボンヴォイのプラチナエリートとは?
- 一般会員
- シルバーエリート
- ゴールドエリート
- プラチナエリート
- チタンエリート
- アンバサダーエリート
プラチナエリートとは、マリオットボンヴォイエリート会員ランクの一つです。最上位ではありませんが、プラチナエリートから受けられる上質なサービスがあり、優雅な旅を楽しめます。
ラウンジにアクセスして無料の朝食を楽しめたり、スイートルームを含めた客室アップグレードをしてくれたりします。また、対象の料金に対して、50%のボーナスポイントが獲得できるのが魅力です。
ほかにも16時までのレイトチェックアウトや、選べるウェルカムギフトがあり、VIP級のおもてなしを体験できます。プラチナエリートは、高級ホテルでの旅行が好きな方におすすめの会員ランクです。
マリオットボンヴォイのプラチナエリートになる方法
方法①:マリオットボンヴォイアメックスで年間400万円の決済をする
プラチナエリートになる方法の1つめは、マリオットボンヴォイアメックスで年間400万円の決済をする方法です。家賃・生活費などを一つのカードで支払えば多くの方がクリアしやすくなります。
固定費の支払いを一度設定するだけで、そのままプラチナエリートを継続できます。宿泊実績が必要ないため、プラチナエリートを目指す方法として、最もハードルが低いといえるでしょう。
また、マリオット系列ホテル宿泊の決済もマリオットボンヴォイアメックスでおこなうため、さらに年間400万円を達成しやすくなります。長い目でみると最も現実的な方法です。
方法②:マリオットボンヴォイ系列ホテルに年間50泊する
年間の旅行や出張が多い方は、マリオット系列ホテルに50泊する方法がおすすめです。宿泊するホテルをマリオット系列ホテルに集約して50泊すれば、プラチナエリート会員の資格が与えられます。
ただし、年間に50泊もする方は、一般的ではありません。仮に仕事やプライベートで、月に4~5泊程度ホテルに宿泊するのであれば、試してみてもよいでしょう。
マリオット系列ホテルは高額な宿泊費がかかる場合も多く、万人にすすめられる方法ではありません。あくまで、仕事やプライベートでホテルをよく利用する方向けの方法です。
方法③:マリオットボンヴォイのプラチナチャレンジに参加する
プラチナチャレンジの参加でも、プラチナエリートになれます。プラチナチャレンジとは、3~4ヶ月の期間に16泊するとプラチナエリート会員資格が与えられる、公式サイトに記載のない方法です。
参加条件を満たしていれば、自身の好きなタイミングで参加できます。ただし、プラチナチャレンジは1年に1度しか挑戦できないことをはじめ、いくつかの注意点があるためよく確認しましょう。
マリオットボンヴォイのプラチナエリート特典
特典 | 限定 | 詳細 |
---|---|---|
滞在ごとに50%のボーナスポイント | ◯ | ホテルでの客室・スパ・レストランなどの対象の利用料金に対して、ボーナスポイントを50%多く受け取れます。 |
エンハンスドルームへのアップグレード | ◯ | 一部のスイートルームを含む、客室のアップグレードの希望にできる限り対応してくれます。 |
ウェルカムギフトを選択できる | ◯ | ホテル到着時にウェルカムギフトとして、朝食・アメニティ・ポイントのなかから選択できます。 |
午後4時までのレイトチェックアウト | 午後4時までのレイトチェックアウトが保証され、ゆっくりと優雅な時間を楽しむことができます。 | |
客室内Wi-Fi無料 | 客室内にあるWi-Fiを無料で利用できます。通信速度も高速なため、さまざまなシーンで重宝します。 | |
キャッシュ+ポイント | 予約時に現金とポイントを組み合わせて支払うと、55ドル+3,500ポイントから宿泊できます。 | |
インスタント交換 | ホテル滞在中に食事やカクテルなど、客室料金にチャージできるサービスをポイント交換で利用できます。 | |
完全予約保証 | 何らかの理由で予約が取れていない場合、近隣のホテルを全額負担で用意してくれます。また、補償も受けられます。 | |
ポイントセイバー | ポイントセイバーを活用すれば、世界各国のホテルを最大20%オフのポイントでお得に予約できます。 | |
年間チョイス特典 | 年間50泊のエリートナイトクレジットを達成すると、5泊分のスイートナイトアワードをはじめとした豪華な特典を選べます。 | |
会員限定料金 | マリオットボンヴォイ会員になれば、会員限定の料金で宿泊できるため、ホテル代を抑えられます。 | |
エリート会員専用サポート | エリート会員専用のサポート電話を利用できます。ホテルの予約をはじめ、質問などがいつでもできる便利なサービスです。 | |
ラウンジアクセス | ラウンジがあるホテルで、ラウンジへのアクセスと無料の朝食やアフタヌーンティーなどを楽しめます。 | |
モバイルチェックインとモバイルキー | アプリを利用してチェックイン・チェックアウトができるうえに、スマートフォンをルームキーとして利用できます。 |
マリオットボンヴォイのプラチナエリートは、多くの優待や特典が受けられて、ワンランク上の旅を楽しめます。恩恵が大きい特典について解説するので、ぜひプラチナエリートを目指しましょう。
滞在ごとに50%のボーナスポイント
会員ランク | ボーナスポイント |
---|---|
一般会員 | − |
シルバーエリート会員 | +10% |
ゴールドエリート会員 | +25% |
プラチナエリート会員 | +50% |
チタンエリート会員 | +75% |
アンバサダーエリート会員 | +75% |
プラチナエリート会員になると、滞在ごとに50%のボーナスポイントを獲得できます。ゴールドエリートのボーナスポイントが25%のため、2倍のポイントを受け取れるのは大きなメリットでしょう。
客室料金やレストラン・スパなど対象の料金に対して、ボーナスポイントが50%追加で付与され、効率的にポイントが貯まります。旅行を楽しみながら、次の旅行の資金を用意できる最高の特典です。
客室アップグレード(スイートルーム含む)
スイートルームを含む客室アップグレードをしてくれるのも、プラチナエリートの魅力的な特典です。スイートルームをはじめとする豪華な客室に宿泊できれば、忘れられない思い出になるでしょう。
ゴールドエリートにも客室アップグレードはありますが、スイートルームは含まれません。また、プラチナエリートになると、客室アップグレードの確率が上がるのもメリットです。
ただし、保証されているわけではなく、週末や連休などの日程は、アップグレードされないこともあるので注意しましょう。空き状況に応じて、豪華な客室に宿泊できるチャンスがあります。
ウェルカムギフトで朝食を選択できる
プラチナエリートの特典として、到着時にウェルカムギフトを選べるのも魅力です。基本的に朝食・アメニティ・ポイントから、自身の気分や好みより選択できて特典を受け取れます。
ウェルカムギフトで最も人気が高いのは朝食で、豪華な朝食が無料で食べられるのは大きなメリットです。ゴールドエリートでは、ウェルカムギフトはポイントのみで選べません。
プラチナエリートより上位のランクも、同様のウェルカムギフトのため、最もよい特典を受け取れます。プラチナエリートとしてホテルに宿泊する際には、ぜひ充実した朝食を楽しみましょう。
午後4時までのレイトチェックアウト
プラチナエリートになると、午後4時までのレイトチェックアウトができるようになります。マリオット系列ホテルは設備が充実しているため、ゆとりのある優雅な時間を満喫できることでしょう。
ゴールドエリートでも午後2時まで滞在できますが、夕方までホテルを楽しめるのは充実感が異なります。プラチナエリートより上位のランクでも16時までのため、最もよい優待です。
とくにリッツ・カールトンをはじめとした、ラグジュアリーホテルに滞在する際は、レイトチェックアウトを活用すれば、心ゆくまで充実したホテル滞在を楽しめます。
クラブラウンジの利用ができる
マリオット系列ホテルのなかには、クラブラウンジ付きのホテルがあり、プラチナエリートになれば無料で利用できます。朝食やカクテルタイムなどの、フードプレゼンテーションが魅力です。
ティータイムでは飲み物・お菓子・フルーツなどを楽しめ、カクテルタイムではワインをはじめとしたアルコール類と食事などがあり、夕食代わりになるほど充実しています。
同伴者は1名まで無料で利用でき、12歳以下の子どもでも問題ありません。大切なパートナーや家族との時間を特別な空間で過ごせるようになるのは、プラチナエリートならではのサービスです。
リッツ・カールトン東京など一部のクラブラウンジは、プラチナエリート会員でも利用することができません。クラブラウンジ専用プランで予約した方だけが利用することができます。
マリオットボンヴォイのプラチナチャレンジとは?
プラチナチャレンジとは、3~4ヶ月で16泊すれば、プラチナエリートの会員資格が付与される特別な方法です。短期間で達成可能なため、多くの旅行好きの方がチャレンジしています。
プラチナチャレンジの申し込み方法
プラチナチャレンジを申し込む際は、マリオットボンヴォイデスク(0120-925-659)に電話をして、参加する旨を伝えるのみです。マリオットボンヴォイ会員であれば、誰でも申し込めます。
会員番号・クレジットカード番号・登録済のメールアドレスを聞かれるため、わかるようにしておくと申し込みがスムーズです。参加する時期を考慮してから申し込みましょう。
プラチナチャレンジの参加資格
プラチナチャレンジの参加資格は、マリオットボンヴォイ会員であり、過去2年以内に公式サイト経由で宿泊した会員であることです。以前は、ゴールドエリート会員のみ参加できました。
また、厳密にいえば過去2年以内に、ホテル宿泊をしていなくても問題ありません。レストランやスパなどの利用で、ポイントを得ていればプラチナチャレンジへの参加が可能です。
現在では上記の参加条件を満たしていれば、誰でも気軽にプラチナチャレンジに参加できます。今後変更される場合もあるため、電話した際に参加条件を聞いてみてもよいでしょう。
プラチナチャレンジの達成条件
プラチナチャレンジは、3ヶ月でマリオット系ホテルに16泊すると条件達成です。3ヶ月後の月末が期日で、月初に申し込むと期間が約4ヶ月に伸ばせます。
1日は月内の開始になるため、2日以降にはじめましょう。1月1日に申し込むと3月31日まで、1月2日に申し込むと4月30日までになります。3ヶ月での16泊が難しいときにおすすめです。
プラチナチャレンジの注意点
プラチナチャレンジは1度しか挑戦できない
プラチナチャレンジは、1年に1度しか挑戦できないため注意しましょう。仮に15泊できたとしても、再び1からのチャレンジになります。挑戦する際は、宿泊する計画を立ててからがおすすめです。
また、2023年度はプラチナチャレンジができますが、2024年度以降はなくなる可能性もあります。いつまでもあるわけではないため、早めに参加したほうがよいでしょう。
ポイント利用での宿泊はカウントされない
カウントされる宿泊数は、公式サイトから有償で予約した宿泊のみ対象です。プラチナチャレンジではポイントを利用した宿泊は、対象外となります。
マリオットボンヴォイ会員はポイントが貯まりやすい点が魅力ですが、1ポイントでも利用した宿泊はカウントされません。プラチナチャレンジの際は、有償でホテルに宿泊しましょう。
一部対象外のマリオット系列ホテルがある
マリオット系列ホテルのなかには、一部プラチナチャレンジの対象外となるホテルがあります。日本では東京ミッドタウン八重洲にあるブルガリホテルです。
海外の主な対象外ホテルは、ザ・リッツ・カールトン・ミレニア・シンガポール、ホテル・リッツ・ロンドン、すべてのブルガリ・ホテル&リゾートなどがあります。
ほかにも対象外のホテルがあるため、ロイヤルティプログラム規約の「1.2 参加プロパティおよびブランド」を見るか、マリオットボンヴォイデスクに確認しましょう。
会員本人の部屋しかカウントされない
プラチナチャレンジにカウントされる宿泊数は、会員本人の部屋のみのため注意しましょう。自身の部屋とは別に、複数の部屋を利用してもカウントされません。
つまり6人家族で3部屋に1泊しても、カウントされる宿泊数は1のままです。プラチナチャレンジの期間に、家族旅行に行こうと考えている方は覚えておきましょう。
マリオットボンヴォイのプラチナチャレンジを達成するコツ
プラチナチャレンジの時期を見極める
プラチナチャレンジをする際は、時期を十分に考慮する必要があります。チャレンジに成功した場合、プラチナエリート会員資格が与えられる期間は、成功した翌年の1月末までです。
プラチナエリートの期間を最も長くしたい方は、2月に16泊目を達成すれば、約2年間会員でいられます。逆算すると11月にプラチナチャレンジをはじめるのがベストです。
また、11月2日にスタートすれば、チャレンジ期日が約4ヶ月後の2月末になるうえに、約2年間プラチナエリート会員資格が付与されます。つまり最良のスタート日は、11月2日です。
なるべく安いホテルに宿泊する
費用を抑えたい方は、プラチナチャレンジをする際、できる限り安いホテルを選びましょう。マリオット系列ホテルは高額なホテルも多く、16泊するとなると家計を圧迫するおそれがあります。
マリオット系列ホテルで手軽なブランドは、モクシーとフェアフィールドです。両ブランドともスタイリッシュなデザインで、十分に非日常感を満喫できます。
フェアフィールドは、北海道・栃木・京都・兵庫など各地にあるためおすすめです。モクシーは東京や大阪にあり、利用しやすい方も多いでしょう。
マリオットボンヴォイのエリート特典を比較
一般会員 | シルバー | ゴールド | プラチナ | チタン | アンバサダー | |
---|---|---|---|---|---|---|
年間必要泊数 | – | 10泊 | 25泊 | 50泊 | 75泊 | 100泊 |
ポイントボーナス | – | 10% | 25% | 50% | 75% | 75% |
客室内Wi-Fi無料 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
会員限定料金 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
モバイルチェックインとモバイルキー | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
ウェルカムギフト | – | ポイント | 朝食・アメニティ・ポイントから選択 | 朝食・アメニティ・ポイントから選択 | 朝食・アメニティ・ポイントから選択 | 朝食・アメニティ・ポイントから選択 |
レイトチェックアウト | – | 優先 | 午後2時 | 午後4時 | 午後4時 | 午後4時 |
完全予約保証 | – | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
客室のアップグレード | – | – | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
ラウンジアクセス | – | – | – | 〇 | 〇 | 〇 |
ルームタイプの保証 | – | – | – | 〇 | 〇 | 〇 |
年間チョイス特典 | – | – | – | 50泊 | 75泊 | – |
エリート会員専用サポート | – | – | – | 〇 | 〇 | 〇 |
マリオットボンヴォイアメックスならプラチナエリートを維持しやすい
プラチナチャレンジの成功後、プラチナエリートを継続するためには、マリオット系列ホテルに年間50泊する必要があります。1ヶ月4~5泊するのは、ハードルが高いと感じる方がほとんどでしょう。
プラチナエリートの維持には、マリオットボンヴォイカードで、年間400万円決済したほうが現実的です。固定費・生活費を一枚に集約させて、プラチナエリートの特典を受けられるようにしましょう。
プラチナエリート会員についてのよくある質問
プラチナエリート会員のレイトチェックアウトは何時までですか?
プラチナエリート会員のレイトチェックアウト時間は16時までです。プラチナエリートより上位のランクも16時までのため、最も長くホテル滞在を楽しめます。
プラチナエリート会員は無料で朝食を食べられますか?
朝食は無料で食べられます。プラチナエリート会員になると、ウェルカムギフトとして朝食・アメニティ・ポイントを選択でき、朝食を選ぶと料金はかかりません。
プラチナエリート会員は客室アップグレードしやすいですか?
ゴールドエリート会員以下のランクよりは、客室アップグレードの可能性は上がります。ただし、利用者の多い週末や連休は、難しいときもあるでしょう。
プラチナエリート会員専用の予約電話番号はありますか?
ゴールドエリート会員以上であれば、専用の予約電話番号(0120-925-759)が利用できます。相談も可能なため、24時間いつでも旅行のサポートを受けられて便利です。
まとめ
この記事では、マリオットボンヴォイのプラチナチャレンジについて解説しました。プラチナチャレンジは、短期間でプラチナエリートを目指す方法で、3~4ヶ月で16泊すれば条件を達成できます。
ただし、プラチナエリート会員の維持には、マリオットボンヴォイアメックスで年間400万円決済するほうが現実的です。通称MBAカードとも呼ばれる、ハイステータスな一枚を検討してみましょう。